千と千尋の神隠し

f:id:nomine00:20200921161130j:plain


映画館で観てきた

もののけ姫に続いて2日連続になった
あらかじめ風呂に入っておいて、映画を見たらそのまま帰って寝る流れが良い

千と千尋は何度も観てきてるけど、泣くポイントがどんどん増えていってる気がする。今回は冒頭部分からなぜか泣けてしまった。

名前
千尋がお別れカードを見て、自分の名前を思い出すシーン。銭婆に自分の名前を大切にと言われるシーン。名前はアイデンティティに直結していて忘れたら個人の存在も危うくなるものだけど、普段の生活ではそこまで意識しない。大事なものを改めて大事だと、説教くさくなく伝えられるのがとても上手い。
 千尋の苗字は荻野だけど、漢字が間違っていた。これが原因で湯婆婆との契約に齟齬が出たという考察があるらしい。

キャラク
・みんな優しい。はじめは人間人間と騒いでいたけど、契約を結んだあとはとやかく言わなくなってて、分別があるなと思った。この世界では契約の拘束力は絶対で、みんな何かしら湯婆婆と契約してるんだろうな。千尋が契約を解除したときに皆喜んでいたのは、いつか自分も。という思いから?
 湯屋の皆はハクと違って偽名で契約している説があるとか。だから皆割と自由意志で動いていて偶にカオナシトラブルみたいなのが発生する。これを押さえつける為に銭婆が持っていた契約印をパクってより強固な契約を結びたがっていた。

契約
・ハクが出かけたのは契約印を盗むためで、任務が完了したから用済みになって湯屋の底に落とされた。でも虫下しのおかげで契約印が体外に出て助かった。契約印を飲み込んだままのハクを穴に落とそうとしたのはなんでだろう?そのまま印を奪うと盗んだものにかかる呪いが湯婆婆に来るから、一旦ハクを殺そうとしてたのかな。それで呪いを回避できるのかは分からないけど。
 契約印を持った千尋に呪いが利かなかったのは盗むことが目的ではなかったからだとか。呪いの対象外だったから無事だったみたい。
 最後の豚クイズであてられた理由は明確に説明されてないらしい。カオナシ事件の朝に見た夢の中では親を見分けられなかったけど、なんやかんやあって成長していった千尋が直感で居ないと気が付くようになった。直前にねずみを坊と見分けられなかった湯婆婆と対照的。

f:id:nomine00:20200921161249j:plain

千尋
・ちょくちょく泣く。親が豚になって、湯婆婆に圧迫面接されて、唯一の味方だったハクが仏頂面になって。本当によく頑張ってる。部屋に行ってリンに世話して貰うまでよく泣かずにいられたと思う。
 初期のなよなよした雰囲気からどんどん成長していったるのがわかる。ボイラー室に行くときの歩き方はふにゃふにゃしてたけど、後半カオナシのところに向かうときとか、全員が注目する中で背筋伸ばして歩いてる。
 千尋のヴェッていう声が好き。湯婆婆に引っ張られるところとか、薬湯の札を通す時とか。改めて見ると結構頻繁に転んで頭を打ってるから心配になる。


もののけと違ってこっちは子供が沢山いた。男はカエル顔、女は平安顔のイメージだったけど子供は割とバラエティがある気がする。男の子は居なかったかな?
・ニガダンゴをよく食べようと思ったなぁ。藻みないにもさもさしてて明らかに食べ物に見えなかったけど。ただそういうものを食べて、吐き出さずにむりやり飲み込んだのは何らか意図がありそう。あとあの饅頭おいしそう。でかいけど。

・エレベーターとかで一緒に行く白くてでかい神様。豚クイズのシーンで服着てたから、登場時はほぼ裸なんだね。