もののけ姫

映画館で見てきた

 

テレビやらDVDで何度も見てきたからわざわざお金を払って見るのもどうかと思って足が向かなかったけれど、結果的に良かった。
むしろ新規作品を映画館で見るよりも楽しめた。

映画館だからなのか、久しぶりに見たからなのか細かいところで当時思いつかなかった見方ができた気がする

 

・時間経過
 思ってたよりすごい短い
 朝に怪我人拾って山犬とエンカウントしてからシシガミに傷を治して貰うまで一日の出来事。濃密すぎる。

・タタラ場
 女がやたら元気。よくよくみてみたら子供が出てきてなくて、子育てのシーンが無い。子供がいたら女は家庭に入らされてて製鉄所で働くとかなかっただろうと思う。製鉄所で働いて、男と同じ社会的な仕事をしてるからこそ男と対等な立場に立ててたんだと思った。
 新型の軽い銃試作品ができて数日後には数丁分くらい増産して、現場に出してるところはすごい技術力。

・アシタカが泣いたトコ
 鉛玉が貫通してサンに口移しで干し肉っぽいなにかを食べさせられてたシーンでアシタカが泣く。当時はなんでキスされて泣いてんだろと思ってた。
これは口移しのシーンが強烈過ぎて前後の流れが抜けるからこういう考えになっていて、改めてアシタカ目線が考えたらかなりきつい状況。
とばっちりで受けた呪いで死ぬとされて救いを求めて西へ西へ一人旅。ようやく目当てのシシガミ様に接触出来たのに、即死レベルの傷だけ治されて呪いは残ったまま。
目が覚めた時点では一生呪いを抱えたまま生き続けることになったと悟って希望が失われつつあったんだろうなー。干し肉をはじめ食べられなかったのがそういう事なんだろうと思った。
むりやりにでも食べたことでこの先も生きていく覚悟が決まって、先の苦しみを思って泣いてしまった、のでは。

・その後
 エンディング後のタタラ場はどうなるんだろう。アサノ?家をカミカゼが撃退したのはいいけど、事が明るみに出たら更に増援が来るだろうに。その時タタラ場は守り切れないのでは?鉄は無くなったのかもしれないけど、恨みは買ったしノウハウは残ってるからガンガン攻められてしまいそう。

・細かいとこ
 デイダラボッチが倒れた後、死の象徴だった敵の旗が飛んで行って生の象徴の自然が戻っていった。人工物であるデイダラ首を入れてた鉄缶が完全に錆びてたのが印象的だった。
 なぜモロはエボシの右腕を食ったのか?
 ナゴの守が受けた鉛玉をアシタカも食らった
 ジバシリを見たエボシ様が顔に血を塗っていると看過して、それが次の展開にスムーズに繋がっていくのがとても上手い
 ジコボウが味噌よそってたところみて「オソマだ!」
 アシタカのほつれた服を直したのはサン。裁縫できるの凄い
 映画館でみるヤックルが超かわいかった

 

 

当時映画館で見られなかったから、こういう機会が得られたのは良かった
今後もたまに昔の人気映画を流してほしいな